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1.   Webex

※Webexは基本的にOSに依存しないインタフェースとなっていますが, Windows・MacによらずOSのバージョンによって多少異なる場合もあります.


※Webex Meetings と Training の違い

Meetingがおすすめ

  1. 1回だけのグループワークを開催したい
  2. 学生間のディスカッションやコミュニケーションがメインのグループワーク実施したい

Trainingがおすすめ

  1. 定期的な講義を開催したい
  2. 学生のプレゼンをグループワークで実施したい
  3. 講義の前に参加者をグループに割り当てておきたい
  4. 出席を記録したい
Meeting Training
双方的なビデオ通話 △(プレゼンタのみが可能)
参加者の事前登録 △(使い切りのミーティングのみ可能)
参加者の出席確認 △(参加時刻から推定可能)
グループワークの事前割り当て ×
グループワーク中の双方的なビデオ通話 △(プレゼンタのみが可能)
オンライン授業の録画


1.1     インストール

インストーラをダウンロード

Webexのダウンロードページにアクセスし,Webex Meetingsの「Windows (macOS)にダウンロード」をクリック. ダウンロードページ: https://www.webex.com/ja/downloads.html




ダウンロードフォルダ,またはウィンドウ下部のwebexapp.msi (mac:webexapp.dmg)を開いてインストールを開始する.
※ インストール完了後「Cisco Webex Meeting」アプリケーションが起動しますが,こちらは使用しませんのでウィンドウを閉じてください.




1.2     会議を準備

1.Webexのホームにアクセス

https://kyushu-u.webex.com/ にアクセスしにアクセスし右上の「サインイン」をクリック.メールアドレスとパスワードを入力してサインイン.




2.ミーティング設定

ミーティングを開始する:
すぐに会議を始めることが出来る.会議開始後、ミーティング情報(URLあるいはミーティング番号)を参加者と共有する.

スケジュールする:
会議のスケジュールを設定することが出来る.定期的な会議の設定や,開催前の参加情報共有が可能.




3.スケジュール設定

ミーティングタイプ:「Webex Meetings Pro Meeting」
ミーティングの議題:授業名等を入力
パスワード:必要に応じて変更
日時:開始日時と会議の長さを設定できる.開始時間がすぐの場合は「開始」、すぐでない場合は「スケジュール」ボタンが表示される.
出席者:メールアドレスを入力すると,会議に参加するための情報がメールで送られる.基本的に会議URLを共有するので入力の必要がない.




4.スケジュールの詳細設定

「詳細設定を表示する」の「スケジュールオプション」から設定できる.




ブレイクアウトセッション

小グループに分けてディスカッションを行いたい場合,有効にする.

ロック解除されたミーティング

学生はゲストとして参加するため,変更しない.ロック中は主催者が参加の許可を出す必要がある.


登録

「出席者登録が必要」を選択すると,登録した学生のみを会議に参加させられる.
「登録要求を全て自動承認する」は講義の規模やオープン性などを考慮して設定する.




登録ページのURLが記載されたメールは,「出席者」の項目で招待した出席者にしか送信されない.




不特定の人に登録URLを共有する

スケジュールの前に以下の手順で設定を変更する.

  1. 画面左の「基本設定」をクリック
  2. 「スケジューリング」タブに移動.
  3. 「招待メールのコピーを自分にも送信する」にチェック
  4. 画面下の「保存」をクリック
  5. 通常通りスケジュール設定を行い,「開始」or「スケジュール」
  6. 転送用の登録メール (左図右下) が送られてくるので「登録」を右クリックしてリンクのURLをコピーする
  7. URLをMoodleなどで共有する



登録を承認する

「登録要求を全て自動承認する」を有効にしていない場合,学生の登録要求を承認する必要がある.


1.登録を必要とする会議を選択

モダンビュー「ホーム」タブで「今後のミーティング」に登録を承認する会議がある場合は,その会議名をクリックする.




表示されていない場合は画面左側の「ミーティング」タブをクリックし,ミーティングの開催期間から検索する.




2.登録管理ページを開き,要求を承認する

会議設定ページ右側にある「登録の管理」をクリック.




登録管理ページが開くので,要求を承認する学生の 名前の横にあるチェックボックスにチェックを入れる.
その後,「承認」ボタンを押す.




1.3     会議を公開する

登録が必要ないミーティングの場合

スケジュール完了のメールが届くので,「場所」のURLをMoodle等で学生に公開する.


※ミーティング番号とミーティングパスワードを公開することでも会議を共有できる. その場合学生にWebexのページ(webex.com)を開いてもらい,画面上部の「参加する」をクリックしてもらった後でミーティング番号とミーティングパスワードを入力してもらう




登録が必要なミーティングの場合

スケジュール完了のメールが届くので,転送用の登録メールで取得した登録用URLをMoodleなどで学生に公開する.
学生は登録URLに登録したメールアドレス宛に送信された登録完了メールから個別の参加URLを取得できる.「場所」のURLをMoodle等で学生に公開する.




会議を削除する

1.削除する会議を選択する

モダンビュー「ホーム」タブで「今後のミーティング」に削除したい会議がある場合は,その会議名をクリックする.




表示されていない場合は画面左側の「ミーティング」タブをクリックし,ミーティングの開催期間から検索する.




2.選択した会議を削除する

会議を選択した後,画面上部のゴミ箱マークをクリック.




会議削除を出席者に通知するか尋ねられるので,「あり」のをクリック.
※ 「なし」は通知なしで会議を削除するのではなく,会議削除をキャンセルする.




1.4     会議を開く

会議のスケジュール後に 「Webexミーティングがスケジュールされました:(会議名)」という件名のメールが届くので, 「場所」の項目に記載されているURLをクリックする.




リンク先のページが開いた後,左下図のウィンドウが開くのでデバイス設定を行い,会議を開始する.




他にも,以下の2つの方法で会議を開始できる.


・モダンビューの「今後のミーティング」から「開始」をクリックする




・「ミーティング」タブに移動し,開催期間から会議を検索して「開始」をクリックする.




画面構成(主催者)



1.5     会議のサポート機能

グループワークの実施


ブレイクアウトセッション



ブレイクアウト機能を使うことで出席者を小グループの会議(ブレイクアウトセッション)に割り当てることができる.
1つのブレイクアウトセッション内では会議と同じように学生全員がカメラを使いつつのディスカッションなどができる
※Webex Training のように事前登録した学生をミーティング前にグループに割り当てておくことはできない


操作ボタンの「ブレイクアウトセッション」をクリック.
※「ブレイクアウトセッション」が表示されていない場合はメニューバーの 「ブレイクアウト」からブレイクアウトセッションを有効にする.




自動割り当て

  1. デフォルトで自動割り当てが選択されている
  2. セッション(グループ)数を指定する.主催者を除いた参加者が均等に各セッションに割り当てられる
  3. 設定が完了したら「割り当て作成」をクリック.





手動割り当て

  1. 「手動」を選択し「割り当て作成」をクリック


  2. 「セッションの追加」で必要数のグループを作成
  3. 「未割り当て」の一覧から、選択しているブレイクアウトセッション(グループ)に追加したいユーザを選択して「セッションに移動」をクリック
  4. 割り当てたいセッションをクリック



※未割り当ての参加者はブレイクアウトセッション時には元の会議に残ったままになる.教員は未割り当てを推奨


グループワークの設定・開始

「設定」ボタンからブレイクアウトセッションへの出席者の権限やセッションの時間を設定できる
「ブレイクアウトセッションを開始」をクリックで セッションが開始される.




ブレイクアウトセッション中の管理・終了

ブレイクアウトセッション内では通常の会議と同じように会議が実施される. ブレイクアウトセッションに参加していない場合,参加者リストに「メインミーティング」と「ブレイクアウトセッション」の参加者が表示される.




また割り当てウィンドウの「一斉送信」からブレイクアウトセッションへのメッセージ送信や「すべてのブレイクアウトセッションの終了」をクリックしてブレイクアウトセッションを強制終了できる.




デスクトップ画面や資料を共有

会議画面の「共有」ボタンから会議全体で共有したいデスクトップorアプリケーションを選択する.



共有中は画面の上部にメニューバーが表示される.
また,共有画面に対して以下のことができる.




チャット

画面右下の「チャット」から全体or個人とチャットできる.
送信先が「全員」のときは全体に発言が公開されるが、それ以外の個人を指定した場合は相手にのみ表示される.
また、参加者がチャットできる相手を制限したいときはメニューバーの「参加者」⇒「権限の割り当て」から 変更できる.





投票機能

投票機能を使うことで、選択式のクイズや投票、自由記述の感想などを学生に回答してもらうことができる. 投票の設問は保存することで使いまわしが可能.


1.投票機能の表示

画面右下の詳細ボタンをクリックし「投票」を選択.




2.質問の作成

質問の形式を選択し、「新規」をクリックし質問文を入力.選択肢が必要な形式なら「追加」をクリックし選択肢を入力.




1つの投票には複数の質問を作成できるくりかえし利用する投票であれば、上部の「保存」アイコンから投票用の質問を保存できる.
また「開く」アイコンから既に保存していた質問を利用できる「オプション」から投票を締め切るまでの時間を設定できる 投票の準備が出来たら「投票開始」をクリック.




3.投票のモニタリング

投票開始後は全体の状況が確認できる. 予め設定された回答時間が経過するか 「投票終了」をクリックすると回答終了となる.



4.投票結果の確認

回答終了後は結果が確認できる.
結果を共有したい項目を選択し、「適用」をクリックすると、出席者と結果を共有できる.
また、上部の「保存」アイコンから結果を保存できる.



他の参加者のマイクをミュート

参加者リストのマイクアイコンをクリックすることで 他の参加者のマイクをミュートにできる.
全体のマイクをミュートにする場合は参加者リストの「全員をミュート」「全員のミュートを解除」をクリックすることで切り替えることができる.r メニューバーの「参加者」からも同様の操作ができ、会議に参加時にミュートになるよう設定できる.




1.6     会議の録画

Webex Meetingではビデオ会議の録画を行うことができる.方法は以下の通り.

まず画面下の「録画」ボタンを押し,「自分のコンピュータに録画を選択.
その後赤い枠の「録画」を押し,保存先のフォルダの指定とファイル名の入力を行う.




録画の終了は,録画開始後に表示されるレコーダーパネルから行う.



※ サーバー上の録画領域は共有されているため,容量の制限から録画が保存出来なくなる可能性があります.そのため必ず「自分のコンピュータに録画」を選択してください.

※スケジュールの設定時に「ミーティング開始時に録画を自動的に開始する」を有効にした場合,録画はサーバー上に保存されます.以降を参考に録画のダウンロードおよび削除を行ってください.


サーバー上に録画を保存してしまった場合

Webページから録画をダウンロードし,削除する.
「Webexミーティングコンテンツが利用できます:○○(会議名)」 という件名のメールが届いた後,ダウンロードが可能になる. (会議終了後15分ほどかかります)
なお,このメールからアクセスできるのは閲覧ページのみであるため,以降の手順によってダウンロードおよび削除を行う.



方法は以下


1.録画をダウンロードする

モダンビュー画面左側の録画アイコン を選択し,マイ録画ミーティングに移動.その後,画面右側のダウンロードアイコン   をクリック.



2.録画を削除する

録画名称の左側にあるチェックボックスをクリックし,画面右側に表示される「(1)を削除」(括弧の中の数字は削除する録画の数)をクリック.
その後,表示する内容を「すべて」から「削除済み」に変更.
変更後の画面(左図下)で録画名称の左側にあるチェックボックスをクリックして画面右側の「(1)を削除」をクリック,もしくは「すべてを削除」をクリックする.



1.7     会議の使用レポートを確認する

使用レポートでは,学生の出席状況や参加時間を確認できる


モダンビュー画面右上の自分の名前をクリックし,「自分のレポート」をクリック.開いたページの「使用レポート」をクリック






使用レポートを表示したい日付の範囲を指定し,「レポートを表示」をクリック.
複数講義を担当していて,ある講義のみ表示したい場合は「議題」の項目で指定する (部分検索可能).




「レポートを表示」をクリックすると,開催した会議の一覧が表示される.ここでは会議の開催日時や参加者の数が確認できる.
会議名をクリックすることでより詳細な情報を確認できる.




※使用レポートは暫定版と最終版の2種類が存在する.
暫定版では出席したかどうかや学生の登録メールアドレスなどの簡略的な情報しか表示されないが,最終版では参加時間についての情報が追加される.
最終版のレポートが作成されるまで数時間ほどかかる場合もあります
会議の登録には学生番号を用いたメールアドレスの使用を推奨しているため,学生がそれに従っている限りでは出欠管理に役立てられる.






1.8     その他の設定

セッション中の音声接続/デバイス設定

「ミュート解除」ボタン右の詳細からPCに接続されている音声デバイスからセッションでつかう音声デバイスを選択できる.
「設定」から音声デバイスのテスト・入出力の調整ができる.





セッション中のカメラ設定

「ビデオの開始」ボタン右の詳細からPCに接続されているカメラからセッションでつかうカメラ とバーチャル背景を変更できる.
「設定」からカメラのプレビューが確認できる.





ビデオ会議レイアウト

画面右上のビュー切替ボタンから会議レイアウトを変更できる.






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